【大判スキャンは費用が高い?金額の目安とコストを抑える方法を解説!】

製本図面や大判の資料、書道作品や絵画作品、ポスター、地図など、

「大判の対象物をスキャンでテータにしたい」

という要望をお持ちの方が少なくありません。

その一方で、大判スキャン専門業者に依頼して、きれいな状態でスキャニング、保管したいけれど、コストが気になって相談するのをためらっている、という声もきかれます。

そこで今回は、大判スキャンはいくらくらいかかるのか。

コストを抑える方法はあるのかなど、大判スキャンにまつわる知識をお伝えいたします。

大判サイズのスキャンを検討される際の、参考にしてみてください。


目次

1.専門店での大判スキャン相場は?

2.大判スキャンのコストを抑える方法
 2-1.まとめて依頼する
 2-2.相見積もりを取る
 2-3.解像度を下げる

3.大判スキャンはセルフでもできる?
 3-1.大判スキャンできるお店を探す
 3-2.大判対応のスキャナーをレンタルする
 3-3.大判専用のスキャナーを購入する

4.専門業者の大判スキャンはここが違う
 4-1.圧倒的な作業スピード
 4-2.個別のスキャン設定で対応
 4-3.スキャナーサイズ以上の対象物でもOK
 4-4.非破壊スキャンで原本を維持できる

5.まとめ

1.専門店での大判スキャン相場は?

スキャニング専門店で大判スキャンを依頼する場合、1枚当たり以下の費用がかかります。

「オーバーヘッドスキャナー」製本図面・大判冊子原稿向け

モノクロ

 A2・B3 200円~

 A1・B2 300円~

カラー

 A2・B3 400円~

 A1・B2 600円~

「フラットベットスキャナー」大判製本図面向け

 A2・B3 400円~

 A1・B2 500円~

「シートフィードスキャナー」

モノクロ

 A2・B3 250円~

 A1・B2 350円~            

 A0・B1 600円~

カラー

 A2・B3 500円~

 A1・B2 700円~            

 A0・B1 1,200円~

「高解像度カラーフラットベッドスキャナー」

 ~A1       4200円~

 A0・B1  8,400円~

上記金額は、あくまでも目安です。

大判スキャンを依頼する場合、そのサイズ、モノクロかカラーか、使用する機器、によって金額が違ってきます。また依頼するボリュームで単価は大きく変わるので、事前に価格をたしかめておきましょう。

1枚あたりの金額とは別に、1,000~8,000円程度の基本料金の設定がある場合や、

最低発注金額が定められているなど、業者によって違いがあるため、事前に確認しておくと安心です。

依頼数が少ない場合、最低発注料金があるとハードルが高いかもしれません。

業者であってもスキャンするものによって対応機器が自社にない場合、他社への再依頼でマージンが発生する場合があります。

費用を抑えるなら、自社で様々な種類のスキャナーを保有している業者を選びましょう。

 

 

2.大判スキャンのコストを抑える方法

大量になりがちな書類や図面の大判スキャンは、できるだけ費用を抑えたい仕事です。

かしこくコストカットする方法を、紹介いたします。

2-1.まとめて依頼する

スキャン業者の多くが、枚数が多くなればなるほど費用が安くなるシステムを取っています。

通常は1枚250円程度のモノクロスキャンが、5000枚を超えるような場合は100円で対応してもらえるといったケースもあり、まとめればまとめるほどお得です。

段ボール数箱分の書類、倉庫に眠っている図面一式など、大判スキャンしたい対象物がたくさんある場合は、合わせての依頼でコストカットしましょう。

基本料金が1回分で済むのも、まとめ依頼のメリットです。

2-2.相見積もりを取る

大判スキャンの料金は、業者によって大きな差があります。

また所持しているスキャナーの種類もそれぞれ違います。

高解像度での大判スキャンを検討している場合は、機材にこだわりのある大判スキャン専門業者を選択しましょう。

具体的には「大判 スキャン」などで検索し、出てきた業者数社で相見積もりを取ると安心です。

大量の場合は、送料を含めても遠くの業者の方が安い、というケースが少なくありません。スキャン業者の所在地は気にせず、検討してみましょう。

相談の際は、お試しスキャンに対応している業者を選ぶのがおすすめです。

できあがったデータを比較した上で、質の高い大判スキャン業者を選べます。

見積もり相談する際は、

・対象物の種類やサイズ

・大判スキャン予定の枚数

・スキャン後の希望ファイル形式や解像度

・希望納期

・原本の破棄が必要かどうか

このような内容を伝えるとスムーズです。

図面や書類がどっさりあって分からない、という場合は、冊数や厚みなどから概算の見積もりをお願いしましょう。実際の画像などを合わせて送ると、専門家目線で判断できるためおすすめです。

2-3.解像度を下げる

弊社では、イラスト画など特に高画質で600dpi 以上の解像度を希望される場合、費用が変わる場合があります。他の業者では、初めから解像度によって価格設定を変えている場合もあります。

図面や資料については「PCでデータを見て、書かれている文字・数字が判断できれば問題ない」「後に高画質で印刷できる様にしてほしい」など、用途に応じて必要な解像度で依頼しましょう。容量が軽く扱いやすいデータになり、価格が抑えられる場合もあります。

この場合も、解像度によってどのくらい仕上がりが変わるのか、事前のお試しスキャンを依頼すると間違いがありません。

 

3.大判スキャンはセルフでもできる?

大判スキャンのサイズや形状によっては、セルフでも作業できます。

自分でも進められますが、専門店へ依頼した方が安くなる場合が多いため、枚数や内容に応じて比較検討してみましょう。

次に、手元で大判スキャンする場合の方法と、メリット・デメリットを見てみましょう。

3-1.大判スキャンできるお店を探す 

大判スキャンのサイズとして、主にA2、A1、A0、B2、B1、B0が挙げられます。

「コンビニのマルチコピー機を利用すれば安いのでは?」

と考えがちですが、コンビニスキャンで対応しているのはA3サイズまでです。

A3サイズをスキャンしたい場合、画質にこだわりが無く、手間を惜しまなければ1枚30円で利用できる、コンビニのマルチコピー機の活用もいいかもしれません。

A2以上のサイズや、画質にこだわりがある場合は、スキャンのプロに依頼することをお勧めします。

ビジネスコンビニとも呼ばれる街のコピーサービス店では、100円~200円程度でA2サイズの白黒スキャンができる店舗もあります。

いくらくらいでスキャンできるのか、事前に見積もりをお願いしておくと安心です。

3-2.大判対応のスキャナーをレンタルする

オフィス用品のレンタル業者やOA機器専門のレンタル業者を利用すれば、大判対応のスキャナーをレンタルできます。

価格は業者や選ぶ機械によって差がありますが、1ヶ月レンタルで20,000~50,000円程度が相場です。

大量にスキャンするべき書類や図面がある場合は、レンタルで価格を抑えられます。

その一方で、

・スキャナーの使い方を一から覚えなければいけない

・大判スキャンのために人を配置しないといけない

・そのため大判スキャンに多額の人件費がかかってしまう

・レンタルしたスキャナーで撮れるのはシート原稿のみ

といったデメリットがあります。

図面や書類1枚あたりにいくらかかるのか、だけではなく、全体で発生する費用を計算の上、専門業者に依頼する場合と比較する必要があるでしょう。

シート原稿以外のスキャンが必要な場合は、専門業者へご相談ください。

3-3.大判専用のスキャナーを購入する

今後も大判スキャンを頻繁にする予定がある、という場合、思い切って購入するという選択肢もあります。

50万円程度の手ごろな価格のスキャナーから、1000万円を超える高品質なスキャナーまで、幅広いラインナップから、自社に合った機器を選びましょう。

スキャナーを購入する場合も、作業に必要な人件費、メンテナンスの手間などがあります。

大型のスキャナーを置く場所も必要になるため、購入して元を取れるのか、企業活動に役立つのかを検討の上、導入するかどうか決定しましょう。

4.専門業者の大判スキャンはここが違う

個人や企業でもチャレンジできる大判スキャンですが、専門業者へ依頼するとよりたくさんのメリットがあります。プロによる大判スキャンはどこが違うのか、くわしく解説いたします。

4-1.圧倒的な作業スピード

大判スキャン専門の業者は、日々多数のスキャニングに携わっています。

手作業では時間がかかりがちなかさばる図面、書類も、最新マシンを駆使し、短期間でスキャニングしてもらえるため便利です。

重たい製本図面などをスキャニングする場合、作業の手間だけでなく、持ち運びや上げ下ろす際の体力も求められます。楽に大判スキャンを済ませるなら、専門業者への依頼が適しています。

大判スキャンの際、必要な書類や図面、作品などが手元から離れるため不安、を感じがちです。

このような不安を解消するためにも、速やかにデータ化を進められるプロへ依頼しましょう。

4-2.個別のスキャン設定で対応

スキャンする対象物によっては、古い図面や書類で線や文字が見づらくなっている可能性があります。このような場合も、専門店の中には個別に濃度の調整や地肌調整した上でデータ化してもらえる業者もあります。   

日に日に読みづらくなる図面や書類を、できるだけ良い状態でデータ化したい、という場合には事前の問合せで、どの程度対応してくれるのか確認するのが重要です。        

本格的な補修が必要、スキャンデータをもとに新しく製本し直したい、といった依頼に対応しているスキャン業者もあります。まずは問い合わせてみましょう。

4-3.スキャナーサイズ以上の対象物でもOK

大判スキャンをしたいけれど、A1サイズを超える大きな対象物だから諦めている、そんなお悩みはありませんか?

大判スキャン専門店に相談すれば、部分的にスキャニングした後、データをつなぎ合わせ1枚のデータに加工、納品してもらえます。

巻物や掛け軸、横断幕のような横長、縦長の対象物、壁一面の大きな地図など、通常のスキャナーに入らない原稿は、大判スキャンに慣れている業者への依頼がベストです。

4-4.非破壊スキャンで原本を維持できる

大判スキャン業者の一部が使用しているオーバーヘッド型のスキャナーは、対象物に触れることなく、上部にあるカメラでスキャニングできます。

これまでは、手間をかけフラットベット型でスキャンするか、裁断するしかなかった製本された対象物も、オーバーヘッド型ブックスキャナーを持つ専門店へ依頼すれば、そのままの状態でデータ化できます。

「冊子を安価で電子化はしたいけれど、原本はそのままの状態で手元に置いておきたい」

という場合は、オーバーヘッドのブックスキャナーを持つ専門店に相談してみましょう。

原本は要らないという場合、書類の破棄を依頼できる業者を利用すると、返送や処理の手間を省け便利です。

5.まとめ

大判サイズのデータ化は、大きいサイズのスキャニングに慣れた専門業者に依頼すると、早く安く作業できます。

「電子化の費用を抑えたい」

「できるだけ早く、大判スキャンを終わらせたい」

「セルフでは上手にスキャニングできる自信がない」

という方は、経験豊富なスキャン業者に相談してみましょう。

事前にホームページなどで実績を確認の上、複数の業者で見積もりを取ると、費用を抑えられます。

正しい見積もり結果を得るためにも、スキャン対象物の状態、データ化の希望を丁寧に伝えましょう。

「量が多くてどう伝えたら良いのか分からない」

という場合は、出張見積もりに対応しているスキャン業者を探してみましょう。

大判図面、書類、作品をデータ化すれば、オフィスや自宅をすっきりできます。

対象物の劣化を防げるのも、大判スキャンのメリットです。

検討している対象物がある方は汚損や破損してしまう前に、早めに相談の上、データ化を進めましょう。

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 このコラムは私が書きました。
 

 株式会社 菅 原 代表取締役 立岩敏哉

株式会社 菅 原 について
・1958年青写真屋として創業。
・図面の印刷、製本から始まりドキュメントの取扱い専門業者として63年の実績。
・「日本ドキュメントサービス協同組合」(旧:複写産業協同組合)所属。
・国交省他官公庁、ゼネコン、ハウスメーカー・製造メーカー様等を取引先とし
 時代の変化、お客様ニーズに即応しサービス内容を拡充、
 現在では全国対応の法人向けスキャンサービスを展開。
・業界屈指のスキャナー設備により、同業者からも信頼されるサービス品質を提供。
・2018年「大きいサイズのスキャン専門店」サイト
・2021年「書類・図面のPDF化専門店」サイトを開設