大きいサイズのスキャン専門店ブログ

超人的なヴィジョン

先日、B1サイズのイラストのスキャニング依頼がありました。
複雑な色彩でした。
スキャンデータの色味がご納得いただけず、やり直しという事になりました。
夜遅いご連絡でしたがお急ぎの様子。
車で約1時間半の距離ですが、ご来社頂けるという事なので
出来るだけの対応をお約束し待ちました。
お越しになったのが午前0時。
そこから3時間、色々と試しました。
時間的には大変でした。
が、大変面白い新しい発見がありました。
イラストレーターさんが我々には濃い青にしか見えない部分を指して、
このピンク味が違うとか言われるのです。
その他の部分も我々には首を傾げる指摘が多く困りながら何回も調整。
もしかして我々と見えているものが違うんじゃないかとチョッと調べてみました。
ありました。
通常人間は色彩を感じ分ける錐体細胞を3種類持っているのですが、
ごく稀に4種類持っている人がいるらしいのです。
「テトラクロマシー(4色型色覚)」と言うらしいです。
ほとんど女性らしいです。
特殊な遺伝子の組合せによって出現する様です。
色を見分ける細胞が1つ多いだけで通常の100倍の色の見分けが出来る人もいるとの事。
これで納得がいきました。
たぶん彼女には我々の見えていない色が見えていたのでしょう。
色々な調整の甲斐あって何とかご納得いただきました。
美術作品のスキャナーでの扱いは難しいと痛感しました。